今回は僕がSTEPNをやめた理由と最終的な収支を紹介します。
本記事を書いている僕はSTEPNを2022年4月2日からSTEPNユーザーです。
2022年7月23日にSTEPNから撤退しました。
色々とありましたが、STEPNの思想に共感して、今まで続けてきました。
結論から言います。
僕がSTEPNをやめた理由は共感していたコンセプトにアプリが反していると感じたからです。
収支はプラスでした。原資回収は初月で完了しています。
最終的な収支
- 投資額:146,740円(スニーカー購入額)
- 稼いだ額:234,846円(Move to Earnとスニーカーの売却益)
- 収支:+88,160円
投資額は初期のスニーカー(レベル5Jogger)購入費用のみです。
追加投資はありません。
稼いだ手段はMove To Earn(歩いて稼ぐ)のみで、Mintは行っていません。
期間ごとの稼いだ額は下記の通りです。
2022/04/02~2022/05/04 ⇨ 179,300円
2022/05/04~2022/06/01 ⇨ 46,992円
2022/06/01/~2022/07/13 ⇨ 3,141円
2022/07/13~2022/07/23 ⇨ 5,413円
4月から稼げる額がどんどん落ちてます。
ただ、稼げる額が下がったとしても、「健康的なライフスタイルを手に入れながらお金も稼げる」はまだまだ魅力的でした。
しかし、7月に行われたアップデートで、もうこれ以上続けることはないなと判断しました。
詳しく解説します。
コンセプトに反したアップデート
STEPNをやめた大きな理由は、強く共感していたコンセプトに反したアップデートがされたと感じたからです。
僕が共感していたSTEPNのコンセプトは下記の通りです。
With Game-Fi, STEPN aims to nudge millions toward a healthier lifestyle, combat climate change and connect the public to Web 3.0
Game-Fiにより、STEPNは、何百万人もの人々をより健康的なライフスタイルに導き、気候変動と戦い、一般の人々をWeb 3.0に接続することを目指しています。
STEPN WHITE PAPER(https://whitepaper.stepn.com/)より
僕はこの「人々を健康的なライフスタイルとweb3に導くこと」という部分に共感していました。
僕自身がヘルスケア企業で働いており、同時にweb3の魅力にも惹かれていたからです。
稼げる額が少なくなっても、これを実現できるアプリだと信じていたので、STEPNをつづけていました。
しかし、7月に行われた下記のアップデートはコンセプトに反するものでした。
- ヘルスポイント(HP)の導入
- APEレルム起動とエナジー分離
- マーケットプレイス複雑化
順に解説します。
HPの導入
HPの導入によって、歩いて稼ぐどころか、お金を払って歩かなければいけない場合も出てきました。
HPは歩くと減るパラメータで、0になるとスニーカーが使えなくなります。
Resilienceとは別で修理が必要なパラメータが増えたということです。
見方を説明します。
スニーカー詳細画面のRepairをタップすると、「Restore」という選択肢が出てくるので、そこをタップすると確認できます。
僕の場合、5.2エナジー消費で0.75%HPが減っていました。
回復にはコンフォートジェムとGSTを使ってRestoreする必要があります。
1足持ちの場合だと、1日で稼げる額はRepair費用を差し引いて10〜15GSTくらいになります。
その状態でRestore費用まで必要となると、儲けはほとんど出ません。
マイナスになる人もいるでしょう。
STEPNがこれだけ支持されたのは「歩いて稼げる」という点が大きいです。
なのに、「歩いて稼げる」どころか「お金を払って歩く」アプリになってしまいました。
「人々にとっての健康的な生活とweb3への入口になる」というコンセプトが崩れています。
APEレルムの起動とエナジー分離
Solanaレルム、BSCレルムに続いて、APEレルムが追加されました。
ここで取り上げたいのがレルム間でのエナジーの分離です。
これまではエナジーが各レルムで共有されていました。
価格の安いSolana靴を大量に買ってエナジーを増やし、稼げる額の大きいBSCレルムで歩く、という手法をとる人もいました。
ただ、エナジーが共有ということは、どれだけスニーカーを買っても歩ける時間は100分が限界ということです。
「100分以上の有酸素運動は健康的ではない」という理由もあり、そのような形になっていました。
これには僕も賛成です。
有酸素運動をやり過ぎることで、一番カロリーを消費する安静時にカロリーを消費しない体になってしまうからです。
よって、エナジー分離という施策は「人々を健康的なライフスタイルに導く」というコンセプトに反しています。
マーケットプレイスの複雑化
これまで、マーケットプレイスはアプリ画面右下のカートアイコンをタップすることで簡単に見ることができました。
ただ、アップデート後は右下の地球のようなアイコンをタップした後、URLを入力する必要があります。
入力するURLは下記の通りです(画面表示と違いますが問題ありません)。
マーケットプレイスのURL:https://m.stepn.com/
細かい部分ですが、こういう部分がユーザーを離脱させる要因になります。
STEPNの良い点はweb3アプリでありながら、画面や操作方法が直感的で分かりやすい点にありました。
これが新規ユーザーが参入しやすい要因でした。
今となっては、新規ユーザで「アプリに入ったのはいいけど、スニーカー買う場所ないじゃん」となる人もいるでしょう。
初心者に優しくないです。
まとめ
アプリがどんどん複雑化しており、健康的なライフスタイル、web3の入口として、STEPNが最適とは言えなくなりました。
たとえ1GST1円になっても続けようと思っていましたが、歩いてマイナスになるなら、さすがに続けるのは無理です。
ヘルスケア企業で働いている身としても、人にはオススメできないアプリになってしまいました。
これからも引き続きSTEPNの情報は追います。
なにかが変われば再び参戦するかもしれません。
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