「DAO(自律分散型組織)が気になっている。いいところがあれば入りたい。まずどんなものがあるのかを知りたい。」
そんなあなたのために、本記事では国内外でおすすめのDAOを紹介していきます。
【本記事を読んでわかること】
✅DAO(自律分散型組織)とは何か
✅DAOが向いている人はどんな人か
✅国内のおすすめDAO
✅海外のおすすめDAO
この記事を書いているぼくもいくつかのDAOに参加しています。
DAOで学んだことを通じて副業ブログで月30万円を稼いだ経験があり、その経験をもとにweb3企業への転職も成功したぼくが解説していきます。
なお、DAOで活動するためには多くの場合、暗号資産であるイーサリアムが必要です。
まだ持っていない人は、暗号資産の取引所で口座開設をして、イーサリアムを買っておきましょう。
初心者の方には購入画面が使いやすいCoincheck(コインチェック)がオススメです。
それでは早速みていきましょう。
DAO(自律分散型組織)とは?
DDAO(自律分散型組織)はDecentralized Autonomous Organizationの略で、一言でいうと「中央集権的な管理者がいない組織」です。
DAOで自主的に活動することで、生計を立てる人も出てきています。
詳しくは下記の記事でも解説しているので、合わせてどうぞ。
>>DAO(自律分散型組織)の始め方(参加方法)と稼ぎ方【体験談を踏まえて紹介】
DAOが向いている人
DAOが向いている人は下記のような人です。
- 自分が得意なことを活かして働きたい人
- 職場以外のコミュニティに参加したい人
- 自分が応援したいクリエイターがいる人
- ビジネスについて学びたい人
- インフルエンサーなどから最新情報を得たい人
DAOで実際に働きたい、という人だけでなく、DAOで学んで別の分野に活かしたい、という人にもおすすめです。
DAOでできること
DAOの中での仕事は下記のようなものがあります。
- クリエイター
- モデレーター(DAOの共同管理者)
- コミュニティマネージャー
- エンジニア
- マーケター
上記以外にもDAOによっては様々な役割があるので、興味を持ったDAOに自分ができる役割がないか探してみるのもありでしょう。
あと、意外に重要なのが「他人の発言に反応する人」です。
そのような人がいることで、よりDAOでの発言が活発になり、DAOが盛り上がります。
「自分には何のスキルもない…」という人はまず「他人の発言に反応してみること」を意識してみてください。
国内のおすすめ・話題のDAO
ここからは実際に国内でおすすめのDAOを紹介していきます。
国内のおすすめDAOは下記の通りです。
- CHIMNEY TOWN DAO(チムニータウンDAO)
- Ninja DAO(ニンジャDAO)
- X2E-DAO
- 和組DAO
- 國光DAO
- NEO TOKYO PUNKS community
- MZ CLUB
- Henkaku Discord Community
- 山古志DAO
- キャラDAO
一つずつ順番に紹介していきます。
CHIMNEY TOWN DAO(チムニータウンDAO)
CHIMNEY TOWN DAO(チムニータウンDAO)はキングコングの西野さんが創設したDAOです。
CHIMNEY TOWN DAOが手がけるプロジェクトは下記の通りです。
- 世界一位をとった「Halloween Poupelle(ハロウィンプペルNFT)」
- 背景NFT「CHIMNEY TOWN Landscape(チムニータウンランドスケープ)」
- 支援NFT「CHIMNEY TOWN GIFT(チムニータウンギフト)」
- 「BAND SAURUS(バンドザウルス)」
ちなみに、創設者である西野さんはCHIMNEY TOWN DAOには参加していません。
西野さんはCHIMNEY TOWN DAOから出てきた意見や案に関して、意思決定をしたり、社外取締役のように意見を言う立場です。
そのため、参加したからと言って西野さんと直接話せるわけではないです。
ただし、ビジネス系のインフルエンサーとしては最前線を行く西野さんが手がけるプロジェクトに参加することができたり、通常毎月1000円ほど払わないと見ることができないオンラインサロンの記事もいくつか共有されていたりします。
参加のためには0.01ETH(2000〜3000円くらい)の参加証NFT(SHINZO(心臓) or TAMAGO(卵))が必要です。
参加方法に関する詳細は下記の記事で紹介しているので、合わせてどうぞ。
>>【初心者向け】CHIMNEY TOWN DAOの入り方を簡単解説
Ninja DAO(ニンジャDAO)
国内NFT界のトップインフルエンサーであるイケハヤさんが創設したDAOです。
同じくイケハヤさんがクリエイターのRii2(リツ)さんと作った「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」というNFTコレクションをもとに、クリエイターが自由に創作活動をする場となっています。
中でも、roadさんがファウンダーとして立ち上げた「CryptoNinja Partners(クリプトニンジャパートナーズ)」、通称CNPは国内のNFTを牽引する存在です。
NInjaDAOには公式Discordサーバーにアクセスすれば誰でも参加できます。
ただ、CNPを持っていることで、CNPの戦略会議室であるDiscordの部屋に参加できるようになります。
NFTマーケティングの最前線を見ることができるのは大きなメリットなので、CNPの購入も検討してみてください。
X2E-DAO
X2E-DAOは経営者であり、世界1のジャグリングアーティストであるaki社長が立ち上げたDAOです。
「初心者に最も優しいDAO」をコンセプトにしているので、これからDAOやNFTなどの勉強をしたいという方にピッタリのDAOでしょう。
共有資産であるNFT「X2E-HEROES」、「My HERO Sidekicks(MHS)」、「X2E Villains」を活用した創作活動だけでなく、遊んで稼げる「Play to Earn系ゲーム」の情報交換が盛んに行われていることも特徴です。
Play to Earnって何?って方のために、代表的なゲームであるSTEPNをこちらの記事で紹介しているので、興味のある方はどうぞ。
X2E-DAOには公式Discordサーバーにアクセスすれば誰でも参加できます。
詳細は下記の記事で紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
>>X2E-DAOとは?特徴や入り方などを徹底解説【web3初心者にオススメ】
和組DAO
和組DAOはNFTやDeFi、メタバースなど、web3の情報共有を目的として設立されたDAOです。
「和組」の由来は暗号資産用語のwagmi(みんなで成功する)です。
もともとは「和組」という組織で日本人とアメリカ人の経営者が情報交換する場でした。
そこから連続起業家である小林清剛さんの呼びかけで、組織がオープンになり、和組DAOとなりました。
web3に関する勉強会やイベント、ニュースレターの発行など、情報発信が積極的に行われています。
國光DAO
國光DAOは株式会社フィナンシェの代表取締役である國光俊樹さんが作ったDAOです。
「Web3、メタバース領域で日本発、世界で活躍するユニコーンを増やす」というビジョンを掲げて活動しています。
株式会社フィナンシェのサービス「FiNANCiE」を利用して、DAOトークンを発行し、コミュニティ運営に利用します。
DAOトークンを保有している方のみが、DAOのチャンネルに参加できたり、DAOの方針を決める投票に参加することができるという仕組みです。
入るためにはFiNANCiEのサービスを利用する必要があるので、まずFiNANCiEのアカウント作成を行ってください。
NEO TOKYO PUNKS community
NEO TOKYO PUNKS communityはNFTコレクション「NEO TOKYO PUNKS(NTP)」のファウンダーであるNIKOさんが立ち上げたコミュニティです。
NTPをはじめ、The WOLFやROARSなど、NIKOさんのクリエイティブ作品をもとにした二次創作やリアルグッズなども展開されています。
NTPは日本でまだジェネラティブNFTがほとんど存在しなかった時にリリースされ、2分で完売したという人気コレクションです。
ジェネラティブNFTとは、あらかじめいくつかのパーツを描いておいて、それをコンピュータで自動で組み合わせて大量生成するNFTコレクションのことです。
サイバーパンクな世界観やクリエイティブが好きな人は参加してみてください。
>>NEO TOKYO PUNKS communityに参加する
MZ CLUB
MZ CLUBは前澤友作氏が設立したweb3コミュニティです。
NFT、DeFi、DAOなどに関する情報収集・発信、web3プロジェクトと参加者のマッチングなどを行います。
「MZ CLUB」が支援するプロジェクトにはブロックチェーンゲームである「エルフマスターズ」や「My Crypto Heroes」などがあります。
Henkaku Discord Community
Henkaku Discord Communityはマサチューセッツ工科大学 (MIT) の研究所、メディア・ラボの所長を務め、現在は千葉工業大学 変革センターを牽引する伊藤穰一氏が主宰しているコミュニティです。
実際にweb3プロジェクトを立ち上げて、自分等で運営していきながらweb3について学んでいくことをテーマにしています。
DAOは基本的には「誰でも」「いつでも」参加が可能ですが、Henkaku Discord Communityはエントリーフォームからの申請が必要です。
気になる方はお早めに参加申し込みをどうぞ。
>>Henkaku Discord Communityに参加する
山古志DAO
山古志DAOは新潟県長岡市にある山古志地域を存続させるために立ち上げられたDAOです。
山古志地域は2021年時点で人口800人、高齢化率55%の小さな村で、人口が減り続けています。
人口規模が少なくとも地域が維持できるよう、地域の象徴である「錦鯉」をNFTにして発行した「錦鯉NFT」をデジタル住民票として扱い、リアルの村民と錦鯉NFTを持つデジタル村民が共同で地域づくりをしていくコミュニティとして、作られました。
錦鯉NFTは2023年6月27日時点で、第一回販売(0.03ETHで350点)、第二回販売(0.06ETHで1150点)、リアル村民への無償配布が行われています。
山古志DAOのDiscordには誰でも参加可能ですが、一部のチャンネルは錦鯉NFTを持っていないと閲覧できません。
最新情報はDiscord内で行われると予想されるので、下記より合わせてチェックしてみてください。
キャラDAO
キャラDAOはSNSの総フォロワー数100万人以上を誇るクリエイターであるブソンさんが創設したDAOです。
「100年後(作者の死後)も世界中で活躍できるキャラクターを作る」をテーマにキャラクタービジネスを展開しています。
キャラDAOで展開されているキャラクタービジネスの代表例は下記の通り。
SKBに関しては、下記の記事でも紹介しているので、合わせてどうぞ。
>>【しきぶちゃんNFT】ShikibuWorld(SKB)の魅力や買い方を簡単解説
キャラDAOへの参加は下記からどうぞ。
海外のおすすめ・話題のDAO
海外のおすすめ・話題のDAOは下記の通りです。
- Nouns DAO
- ビットコイン
- イーサリアム
海外のDAOに参加する、となると初心者の方にはハードルが高いと思うので、初心者であっても参加しやすいものを紹介します。
Nouns DAO
Nouns DAOはNoundersと呼ばれる10人の創業者によって創立されたDAOです。
毎日自動でNounというNFTを生成し、オークション形式で販売しているDAOです。
NFTの売上は100%DAOの共有のお財布である「トレジャリー」に入ります。
Nounsの所有者はトレジャリーの資金の使い道について提案をすることが可能です。
提案に対してNounsの所有者が投票をすることで、その提案を可決するかを決めます。
ビットコイン
暗号資産として知られるビットコインですが、完成されたDAOとしての側面も持ちます。
その特徴は下記の通りです。
- 管理者がいない(創設者すら不明)
- 運営には誰でも参加できる
多くのDAOは非中央集権を掲げていますが、創業者の声がどうしても強くなってしまうことがあります。
ビットコインの創設者はサトシ・ナカモトという人物だと言われていますが、本当に実在する人物なのかも謎に包まれています。
また運営(暗号資産取引の計算作業)には誰でも参加できます。
管理者どころか創設者もおらず、誰でも自由に参加できる、まさにプログラムのみによって管理される仕組みを持つビットコインをDAOの完成版と呼ぶ人も多いです。
運営に参加するには専用の機械が必要ですが、高額なため、初心者の方はまずビットコインを購入することから始めてみましょう。
購入はCoincheck(コインチェック)がおすすめです。
イーサリアム
イーサリアムはヴィタリック・ブテリンを中心とした開発チームによって開発されたブロックチェーンプラットフォームです。
暗号資産としても語られることが多いですが、ビットコインとの違いはブロックチェーン上にアプリケーションを保存することができるという点です。
また、正式にはブロックチェーンのことをイーサリアム、イーサリアムブロックチェーンで利用する暗号資産は「イーサ」と呼びます。
国内のDAOで活動する際にはかなり高い可能性でイーサが必要なので、まだ持っていない方はCoincheck(コインチェック)などで口座開設をして購入しておきましょう。
まとめ
以上、国内外のDAOを紹介してきました。
参加しないと分からないことも多いですし、それぞれのDAOの色も違うので、いくつかのDAOに一度参加してみてください!
参加方法や稼ぎ方などは下記の記事で紹介しているので、DAOに入ってみてどうすればいいか分からないという人は合わせてどうぞ。
>>DAO(自律分散型組織)の始め方(参加方法)と稼ぎ方【体験談を踏まえて紹介】
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